日本一の山はゴミの山 3Rトークセッション
今回も仕事がらみで、アルピニストの野口健氏の講演と3Rトークセッションという企画に参加しました。場所は京都の岡崎「みやこめっせ」という所です。この辺りは、市の美術館や国立美術館、府営図書館、平安神宮などがあり、とても落ち着いたステキな場所です。
野口さんの話で衝撃的だったのが、エベレストは非常に過酷なので、今なお300体ほどの遭難遺体がそのまま残っているのだそうです。遭難事故の7割が下山途中に起こるそうで、長い期間の登山生活(最低でも一ヶ月を要するそうです)で、体力が消耗する結果だそうです。「ついつい余分な物(ゴミ)を置いてきたくなるのはわかるが、それは言い訳にはならない」と断言された野口さんの表情の厳しさが印象的でした。「中国、韓国、日本のゴミが多い」という話には心が痛みました。
3R(reduce,reuse,recycle)トークセッションでは、野口さんと、風呂敷研究会の森田さん、京エコロジーセンター館長の高月さんが出席されていました。風呂敷にはいろんな包み方があり、実に合理的に出来ているということを初めて知りました。中でも一升瓶2本をさっさと、落ちないように上手に包む方法には感心してしまいました。
トークセッションの最後に、司会役のFM京都のアナウンサーのお姉さんがまとめようとした時に、野口さんが思い立ったように発言されました。「風呂敷って、男性はあまり使わないのですが、例えば、女性の下着に応用するというようなことが出来たら、男性ももっと関心を持つのではないですか…(中略)エロはエコに通じるんです」と訳のわからないボケを言うもんですから、司会のお姉さんは、どうつっこんでいいかわからず、とても困りながらも、最後を何とかまとめていました。野口さんは不思議な人でした。
会の終わりに、野口さんの著書「富士山を汚すのは誰か」角川新書を買って、野口さんのサインをもらい握手をして帰ってきました。
帰り道の岡崎から東山三条で、とてもステキな道を見つけました。今まで知らなかった道です。道端の和菓子の店(というより小さな生産場のような店)で栗赤飯を買ってきました。すごくおいしかったです(写真を撮ろうと思ったのですが食べてしまいました)。
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コメント
モーツアルトさん
「エロはエコに通じる」に大笑いさせていただきました。
個人的にはエロは無駄なエネルギーのような気もしますが…、きっと年令によって感じ方が違うのかもしれませんね
京都には素敵なところがいっぱいあるのですね。観光客はきっと出会えない場所ですね。
投稿: くるたん家族 | 2008年9月24日 (水) 20時52分
くるたんパパさん
確かに、僕も笑ってしまいました。野口さんは堅い人なのか、柔らかい人なのかわかりません。でも、実際に行動している人はやっぱりすごいですね。説得力があります。
岡崎の通り、ホントにステキな所でしたよ。京都に行く楽しみがまた出来ました。
投稿: モーツアルト | 2008年9月24日 (水) 23時05分