きのうは休みだったので、たぶん最後になるかもしれない紅葉狩りに行ってきました。
今年はやっぱり暖冬なのか、暖かな一日でした。
伏見稲荷という駅の近くの、ご夫婦でやっているカフェに入ってランチをいただきました。
ここのカフェのハンバーグランチが最高なのです。ご主人が手間暇かけて作っているというハンバーグはジューシーで、ブラウンソースも抜群です(写真を撮り忘れてしまいました)。
ビールは
レギュラーの缶ビールしか置いていないのですが、平日のお昼にはちょうどお手頃です。
腹ごなしに伏見稲荷から東福寺まで歩きます。京都はこうやってブラッと歩くのにとても適した街です。趣のある民家に出くわしたりしてうれしくなることもたびたびですよ。
いつもの「光明院」で、この時季しかやっていない「お抹茶セット(抹茶+上用まんじゅうorおはぎ。僕は上用まんじゅうにしました)」をいただきながら、石庭と紅葉をながめます。これがとても良い時間です。



お茶を運んできたおばさんに「東福寺の紅葉はまだきれいですか?」と尋ねると、
「東福寺よりここの紅葉がきれいですよ」と言っていました。これはすごい自信です。
ここは、<知る人ぞ知る>という目立たないお寺ですので、あまり人がいません(きのうは珍しくたくさんいました。もしかしたら僕のブログを見た人が…と一瞬思いましたが、そんなことはあるはずもないですね
)
東福寺は、12月に入ってもかなりの人でした。紅葉の盛りは過ぎていましたが、さすが東福寺、やっぱりその美しさにため息が出ました。




帰りに伏見に寄って、軽く一杯と思ったのですが、5時前で店が開いていませんでした。少し時間をつぶそうと思い、近くの小さなお寺をのぞきに行きました。
銀杏を敷き詰めたような短い参道を歩き、お賽銭をあげて、お参りをすまして戻りかけますと、ここの住職らしき人がやってきて落ち葉の掃除を始めました。
「どこから来たんですか?」
「大阪です」に始まり、住職はいろいろと話をくりだします。
「お賽銭は最低でも5百円からです。あなただったら3千円位かな」 実を言うと僕は32円しか入れていませんでした。住職はさらに続けます
「百円以下はお金じゃない。自動販売機だって百円以下のものなんてないでしょう。それなのに、ここのお賽銭は十円とか一円単位ばかりだ。庭の手入れに年間百万円かかるのに、庭を見て、お賽銭が十円では、割に合わない。こんな風になったのは日本が戦争に負けたのと、日教組のせいだ
」
と、だんだん怒ってきました。
僕は自分が責められているような気がして(なんせお賽銭が32円だったので
)早々に立ち去りました。
しかし、お賽銭が少ないことも、日教組のせいにされたらたまらないだろうなって、日教組に同情しました。それに庭だって小さいし、この時期は紅葉できれいにしても、東福寺や光明院に比べたら普通の家の庭みたいなものだし、それほど怒ることもないだろうと一人思いました。


立ち飲みの店が開いたので、生ビールとおでん。その後、日本酒を冷やでコップ一杯飲んで帰りました。
ここの立ち飲み屋は、何か注文して、それが来るたびに現金を払うというシステムで、少し面倒なのですが、明朗会計です。店の佇まいは新しいのですが、風情があり、若い女性なども一人で飲んでいたりするような、なかなかの立ち飲み屋です。
ちょっと気を取り直して家に帰りました。
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