鞆の浦~時空を超えた不思議な空間~その2
海を見ながらのコーヒーのひと時の後、またまた路地を巡っていきました。
アマリリスの咲く路地を抜けて海の方に出てみました。そこは「のどか」とはこういう風景をいうんだよ。と、絵で説明しているような風景でした。
僕が「うわーいいなー!!」と、思わず口にしたら、近くにいたおじいさんが「この入り江の向こう側の、あの山の三角の青い屋根の家で宮崎駿さんが、崖の上のポニョを書いたんだよ」と教えてくれました。
なるほど、こんな所で書いたら、良い物語ができるだろうなって納得しました。真ん中の写真は、オシャレなカフェの前に座っている地元のご老人です。彼らは時折静かにしゃべりながら、大半は、いつまでもじーと海を見ていました。
鞆の浦は「保命酒」という薬用酒?の造り酒屋がたくさんありました。どんなお酒か飲んでみたかったのですが、機会を逃してしまいました。
この街は、どこを見ても「あっ、こんなんがある!!」という驚きがあるのですが、これは驚きました。
そして、今も現役で働いているのです。この後、仕事をしているこのミゼットに出会いました。驚きました。
これは、昔、馬をつないでおいた石だそうです。今は馬はいませんでした。
この時季にしては珍しく、暑くも寒くもない穏やかな天気の中、のんびりと街を巡り福山行きのバス停に向かいました。
観光客にはあまり出会わなかったのですが、時折若いカップルに出会います。夕方の海辺に立つカップルを見て、ちょっと良いな―なんて思いました。
ちょっとロマンな風景を見ながら、バスセンターで「尾道ラーメン」や「だし粉」「ままかりの網焼き」などのお土産を買って鞆の浦を後にしました。
夕日に佇む福山城にお別れを言って、こだまに乗りました。もちろん駅弁と缶ビールを買って。
駅弁を食べながら、右側にずーとついてきてくれた満月がとてもとてもきれいでした。ビールのあてにはもったいないほど最高でした。
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