文章のみがき方 Part2
「文章のみがき方」(岩波新書)のつづきです。
3、紋切り型を避ける
「どなたか業績のある方が亡くなると『一つの時代が終わった』という表現が新聞・雑誌に現れます。これも今は紋切り型の一つです。その人の死によって、その時代のなにが終わってしまったのか、綿密な検討をしないと、断定的にそういうのは危険です。でも、『一つの時代が終わった』という使い古された言葉を使えば、何となく格好がつく。そこに落とし穴があります。」
なるほどと思いました。紋切り型というかステレオタイプの言葉は、あまり考えずに、簡単に自分なりにイメージしてしまうので、納得したようなつもりになってしまうんですね。考えてみると、新聞、TVなどの報道でも、この手のステレオタイプの言葉がいっぱいあって、何も検証しないままわかったようなつもりになってしまうのかもしれません。こわい、こわい!!
ところで、前回の「文章のみがき方 Part1」なのですが、うっかり、この記事を上書きしてしまい、削除してしまいました(T_T)。
コメントを下さった方々にお詫びいたします。申し訳ありませんでした。
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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
あらら、上書きしてしまったのですね
僕もたまにやったりしますよ。
>『一つの時代が終わった』
確かに格好がつきますね。
よく使っているような気がします
投稿: くるたんパパ | 2013年4月 2日 (火) 05時20分
「文章のみがき方」
いやぁ、鋭いですね。
恰好がつく表現って確かにありますよね。
でも、よく考えないと...なんですね。
私なんて深く考えずに書いてるから
失敗だらけだなぁ。でも、ブログに
あまり時間も掛けられないから
これからもチャチャッと書いてしまう
と思います。(^。^;)
投稿: casa blanca | 2013年4月 2日 (火) 11時21分
くるたんパパさん
そうなんです。アアーっと思っているうちに上書きしていまいました。そして、もう元には戻らないんですね
よく使う言葉にも少しだけ気をつけようと思います。
投稿: モーツアルト | 2013年4月 2日 (火) 13時49分
casa blancaさん
>あまり時間も掛けられないからこれからもチャチャッと書いてしまうと思います。
そうですよね。あまり時間は取れません。それでも、チャッチャト書けるところが羨ましい。casa blancaさんのブログのようにビジターが多い人気ブログだと、コメントのRESも大変だと思います。
「文章のみがき方」は小説を書くときの参考にしています。磨かれた文章はいつ書けるのやら
投稿: モーツアルト | 2013年4月 2日 (火) 13時55分
私、この3日間計算問題と言葉の使い方など勉強しておりました。
4月からブログの更新減りそうです。
投稿: ブルー・ブルー | 2013年4月 2日 (火) 23時01分
ブルー・ブルーさん
計算問題ですか?どんな問題なんだろう?
言葉の使い方は難しいですが、あまり考えると書けなくなりそうです。
僕は、小説を書くときにすごく神経を使います。それが楽しみでもありますが……。
投稿: モーツアルト | 2013年4月 3日 (水) 00時28分