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2013年10月 7日 (月)

不真面目な読書論1 すみません

最近、青空文庫で、思い出したように昔の小説を読んでいます。

例えば、太宰治の「ヴィヨンの妻」とか、夏目漱石の「我が輩は猫である」とか、田山花袋の「蒲団」とか、超有名な小説です。

中学校や高校の時に、テストに出るので、作家と作品名は暗記したのですが、中味は読んでいないことに気付き、今更ながら読んでいます。

aozorabunko

この前、歯医者さんの待合室で、なかなか呼ばれないので、ネクサス7で、夏目漱石の「三四郎」をダウンロードして読んでいて、いろいろと面白いことに気がつきました。

一つは、汽車で京都から東京に向かっているシーンで、側に居合わせた乗客が、窓から弁当の空を捨てたり、ミカンの皮を捨てたりするのです。

特に、変な人を描写しているのではなく、いかにも当たり前のこととして描写しています。

案外驚きました。当時は、これが普通だったんでしょうね。線路の脇を自転車かなんかに乗って走っていたら、急に、弁当箱が飛んできて、顔に当たる、なんてことが頻繁に起こっていたんでしょうね。

すごいなー。

三四郎が、途中下車して、たまたま列車に乗り合わせた美人の女性と、成り行き上、同じ旅館の同じ部屋に二人っきりで泊まることになり、結局何も無く、朝を迎えるわけですが、その美人が

「あなたって、臆病者なのね」みたいな事を言うシーンがあったりして、なかなか楽しめます。

 

田山花袋の「蒲団」も、中年の小説家先生が若い美人の弟子に、うじうじと焼き餅を焼いたり、喜んだりするところが、可愛いというか、情けないというか……。それも、心とは裏腹に、偉い先生ですから、偉そうに説教したりするのです。これも、なかなか笑えます。

今の小説では禁じ手となっている手法や、表現描写が様々見られ、それも案外新鮮な驚きがあります。

皆さんも、もう1度読んでみられたらいかがでしようか?新しい発見があると思います。なんせ、タダですからね(^^)。

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コメント

なんかタダで読むのが申し訳けないような気がしますよね。

>作家と作品名は暗記したのですが、中味は読んでいないことに気付き

同じです。あらすじだけ読んで終わっているものも多いです。

スマホでは青空文庫は読めませんね。やっぱりタブレットが必要です。

我が家のiPadは、相変わらず家で1番狭い個室においてあるままです

投稿: くるたんパパ | 2013年10月 8日 (火) 05時41分

文学作品は、特に描写が面白いかも
しれないですね。

昔は列車の窓からゴミポイが当たり前
だったのですね。三四郎、読んだけど
記憶にないです。(^。^;) 
若い頃読んだ本を今読むと、
若くて経験のない頃には解らなかった
色んな事に気付くのでしょうね。

くるたんパパさんより少し年上って
ことは、私、年齢近いのかも。

投稿: casa blanca | 2013年10月 8日 (火) 08時40分

くるたんパパさん

>スマホでは青空文庫は読めませんね。やっぱりタブレットが必要です。

スマホでは青空文庫が読めないんですか?
僕はウォークマンのアンドロイドで「青空読み手」というアプリで読んでいます。ネクサスも青空読み手を使っています。すごく読みやすいです。

>我が家のiPadは、相変わらず家で1番狭い個室においてあるままです

最近は持ち出さないんですか?
個室で調べ物をしたいとかもあるので便利かもしれませんね。でも、何だかもったいないですね。
青空読み手を導入して、是非、個室で読んでみてください

投稿: モーツアルト | 2013年10月10日 (木) 10時36分

casa blancaさん

>昔は列車の窓からゴミポイが当たり前
だったのですね。三四郎、読んだけど
記憶にないです

少し間違っていました。弁当の空を窓からほったのは三四郎で、桃の食べかすを新聞紙にくるんで窓からほったのが乗り合わせたおじさんでした。
つい最近読んだのに、もう記憶が曖昧です。情けなーい
いづれにしても、昔は、汽車の窓からぽいぽいとゴミを捨てていたんですね。驚きます。

>くるたんパパさんより少し年上って
ことは、私、年齢近いのかも

そうかもしれませんね。これからもよろしくお願いします。

投稿: モーツアルト | 2013年10月10日 (木) 10時41分

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