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2014年3月

2014年3月31日 (月)

春はたちまち?

朝に、急行に乗り換えるために待っていたホームの桜が完全に蕾の状態だったのですが、帰りに同じホームで乗り換えようとして桜を見たら、もう咲いていました。

そんな訳で、土曜日に、京都に行ったついでに、慌てて(?)京都御所の桜を観に行きました。

もう、それはそれは見事でした。

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(お上りさんみたいに、いっぱい荷物を抱えているのが二度目の登場のうちの奥さんです(^^;))

京都の桜は結構遅いのですが、今年は、御所の桜は早かったです。これから、仁和寺の桜とか、清水寺の桜とか、いや、日本中の桜が咲き誇りますね。

アアー、春なんだなーってつくづく思います。

でも、花粉とか黄砂とかPM2.5とか、マスクもしばらくは手放せない季節でもあります。皆さんもお気を付けてください。

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2014年3月30日 (日)

ボンバルディアの飛行機

僕は、基本的に飛行機は好きじゃないのですが、時間の関係で、どうしても乗らざるを得ない時があります。しかも、それが小さなプロペラ機だったりすると、とても困ります。

 

それなのに、久しぶりにプロペラ機に乗りました。それも、たまたま行きも帰りも!!

行きは、天気が良くなかったのと風が強いのとで、離陸と同時に揺れに揺れて、「うわー!!やめてくれー!!降ろしてくれー!!」などと心で叫んでいました。

でも、隣の人を見ると、まったく平気な感じで雑誌などを読んでいます。肝っ玉が据わっているんでしょうね。僕なんかは、この飛行機と同じで、肝っ玉はふわふわですから、もうすっかりびびってしまい、水平飛行に移って安定するまで、もう生きた心地がしませんでした。

でも、途中で見た富士山は最高に綺麗でした。

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(注、プロペラが止まっているわけではありません)

でも、せめてこれ位の良いことが無いと、この飛行機には乗れません。

帰りも同じ飛行機でしたが、お天気も良く、風も無く、ほとんど揺れずにかえって来れました。

やれやれ(^^;)

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2014年3月23日 (日)

ボイラーの故障

給湯器のボイラーが突然故障して、お湯が出なくなりました。

連休なので、修理は連休明けになりそうです。

お湯が出ないので当然お風呂が沸かせません。仕方なく近くのスーパー銭湯に連続3日行きました。

suppersentou

(※イメージです)

久しぶりにスーパー銭湯に行くと、いろんなことが目につきます。

まず、人が多い!!

連休中だからだと思いますが、午後の3時位に行っても、すごい人です。

自分のことは棚に上げて、何で3時頃に風呂に入るの?

高齢者が多いのかと思ったら、年令も様々で、若い人もたくさんいます。

寝そべっている人、浴場にあるイスで寝ている人、かなり長い時間お湯につかっている人……

スリムな人、お腹ぽっこりの人(中高年はこちらが多いようです(^^;))

給湯器が故障していなかったら分からなかったのですが、スーパー銭湯がこんなに人気があるとは思いもしませんでした。

お彼岸なのに結構寒いので、やっぱりスーパー銭湯がゆっくり出来るのかもしれませんね。

スーパー銭湯三昧の連休でした。

僕は、スーパー銭湯が特に好きなわけでもないので、3日間の通い詰めは結構億劫でした。

皆さんはどのように過ごされましたか?

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2014年3月20日 (木)

春はスニーカー

今日は雨降りなのに、駅までのバスが行ったばっかりで、仕方なく歩いて行きました。

しっかりした靴を履いてくれば良かったのに、軽いクロックスのスニーカーを履いてきたために、駅までの15分の間に靴がすっかり濡れてしまいました。

おまけに、靴下まで湿っぽくなって、何となく気持ち悪い!!

大阪に着いて、すぐにショッピングモールの靴屋さんに。

幸い10%OFFとのこと。春らしいスニーカーが欲しかったので、ちょうど良かったのかもしれません。

コンバースのネイビーのスニーカーにしました。

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(右側のスニーカーの変な靴紐は結ばなくても履けるという結構便利な靴紐です)

靴下も買って、店で履き替えて、すっかり気持ち良くなりました。

雨で濡れた、店の外側の通路を、軽やかに歩いていると……

ツルッと滑って

「うわー!!転ぶー!!」

心の中で観念しました。

左後ろを歩いていた女性が

「ああああー!!」と叫びました。

そして、すてーんっと転ぶ寸前のところで何とか持ちこたえました。その女性が

「ああー、良かったー。危なかったですねー!!」

と、言ってくれました。僕も

「ホントに良かったー!!危ないですよねー」

と答えていました。

雨の日のスニーカーは本当に危ないです。皆さんも呉々も気をつけて下さいね。

娘に話したら

「いやー、ホンマに危なかったなー!!でも、こけなかったのは、普段から筋トレで鍛えているからかもしれへんで!!」

と言っていました。もしかしたらそうかもしれません。2週間前にも、雨上がりの日、側溝にかかっている、鉄製のすのこの上を歩いて、同じように滑って転びそうになり、何とか耐えました。

筋トレ効果と思いたいです(^^;)

今年の春はスニーカーが人気があるそうで、いつもよりたくさんのスニーカーが出回っているそうです。春は軽やかにスニーカーで歩こう!!という感じなのですが、とにかく雨の日は要注意です。

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2014年3月18日 (火)

小説「陽炎」~最終回~

ゆっくりと僕の周りを回転して、いつも結羽がやって来る坂道の方に飛んでいった。僕はそれを追った。ウスバカゲロウは坂道の途中で右にそれて見えなくなった。そこは、それほど広くはない墓地だった。入り口近くにある石碑の側に、オレンジ色の凌霄花(ノウゼンカズラ)が咲いていた。短命の花で、落ちやすいと聞いたことがあるが、周りは花びら一つ落ちていないし、きれいに除草されていた。石碑が程良く日陰をつくり、そこだけが涼しげであった。僕は、暫くそれから目を離せなかった。すると、さっき見えなくなったウスバカゲロウだろうか、僕の視界をゆっくり横切り、凌霄花の上にふわっと着地した。暫く羽を休めると、ふっと花を離れ、墓地の横手の木立の中に消えていった。

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僕は、凌霄花から目をそらし、側にある墓誌に目をやる。一番最後に結羽の名前があった。<平成十七年四月二十五日 行年二十四歳 俗名 結羽>

御影石に刻まれた、比較的新しいその文字列を僕は何度も何度も読んでいた。「平成十七年四月二十五日……」そう。その日にあの大事故が起こった。JR福知山線、宝塚、同志社前……。

僕は、強い日差しに照らされながら、クマゼミの声を聞いていた。やがてそれは単なる不協和音に変わり、そして、鼓膜を麻痺させたのか、不協和音すら聞こえなくなった。

僕の話は結羽の修論の役に立たなかったし、修論は永久に完成することはなかった。

僕は、そこに、長い時間立っていたはずなのに、汗すらかいていなかった。

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お盆の中日。夜中に、聡美から電話があった。

「ねえ、この前の約束覚えてる?」

相変わらず時候の挨拶もない。しかも真夜中だ。

「何だっけ?」

わざととぼけた。

「美味しいお店があるって言ったでしょう。お盆休みに行くって」

少し弱気な声だ

「ああ、そうだったね。大丈夫だよ。明日で良いかい?」

「ええ、もちろん。私ね、先月いろいろあってね。圭太に話を聞いてもらいたいの」

「僕もいろいろあってね……。お盆が過ぎたら、しっかり就職活動をしようと思っている。もう一度テレビ報道の仕事をしたいと思う。簡単にリセットなんかしちゃいけないんだ。じゃー、明日会った時に」

そう言って、「エッ、何?」と問いかける聡美の声を耳に残したまま、一方的に電話を切った。でも、久しぶりの聡美の電話にちょっと救われた。

『理不尽に生を奪われた魂はどこに行ったらいいんだろう?』

不意に結羽の言葉が聞こえたような気がした。僕は、ノートパソコンを開き、パワーポイントを起ち上げた。保存していた講義の資料を読み込む。文字列や動画や画像が貼られたスライドをスクロールさせ、十枚目の真っ白のスライドに移動する。暫く白いディスプレイを見つめていると、ぼんやりと人影が見えてきた。ぼんやりとした輪郭が少しずつ鮮明になり、やがて、オレンジの傘をさした女性の姿になった。それは、陽炎のように儚げでもあった。(完)

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2014年3月17日 (月)

小説「陽炎」~その9~

「まだ夏休みも終わってないのに、急なんだね。修論は目処がついたの?」

少し、責めるような言い方になっていたのかもしれない。

「そう。私もこちらに居たいけど、いろいろな事情があって帰らないといけなくなったの。修論の目処もついてないのにね」

結羽は、オレンジ色の傘の先で、水溜まりを何度か突ついてから

「本当に残念だわ……」

もっと何か言いたかったのかもしれない。でも、後は小さなため息になった。

「蒼空さん、私のこと……忘れないでね。ほんとに少しの間だけだったけど。いつまでも覚えていて欲しい」

そう言って結羽は僕を見た。彼女のチョコレート色の瞳に映った僕の顔がまた歪んだ。

「ねえ、理不尽に生を奪われた魂って、どこに行けばいいんだろう?」

あまりに唐突な質問で、僕は、どう考えれば良いのか分からなかった。

「変なこと言ってごめんね。今朝の新聞に、歩道に車が飛び込んできて、たくさんの人が死んだという記事が出てたの。それで、ずーっと、そんなことを考えてた」

雨上がりの涼しい風が結羽の髪をふわっと持ち上げて、通り過ぎていった。結羽の話も、その風に乗って、少しずつ見えてきた青い空に消えていった。二人ともしばらく黙っていた。クマゼミが一匹突然鳴き出し、場違いなことに気づいたのか、すぐに鳴きやんだ。同時に結羽が立ち上がった。

「帰ります。さようなら……。また会えるといいね」

そう言って、小さく笑った。僕は笑えなかった。特に根拠はないが、これが最後なんだという気がした。立ち上がって、その細い肩をギュっと抱きしめられたら良いと思ったが、立ち上がることさえ出来なかった。オレンジ色の傘を持った彼女の後ろ姿を見ながら、

『理不尽に生を奪われた……。誰にも救うことは出来ないと思う。でも、いつまでも忘れないでいることは出来る』

と呟いた。

結羽の言った通り、それから彼女に会うことはなかった。

八月に入り、お盆が近づいて来た、すっきりと晴れた良い天気の日だった。かなり暑くなりそうだった。僕はいつものように、朝の散歩に出た。いつもの角を曲がると、真っ白いムクゲが天を向いてすっきりと咲いていた。向日葵の黄色が眩しい。夏が日常の風景にしっかりと染みついていた。

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菅原神社の森は、いつものように、朝日を遮り、森閑としていた。手水鉢で手を洗い、山門をくぐり、長い石段をゆっくり上る。汗が背中をじわっと濡らす。額の汗を手で拭い、石段を上りきる。強い朝日に照らされた参道には、夏の日差し以外、何の気配もなかった。僕らがいつも座っていたベンチに腰を下ろし、頭上の椋の木を見上げる。木の枝がかかる神殿の樋の下には水を受ける石の手水鉢がある。昨日の雨のせいか、手水鉢には水が多い。その水面すれすれをウスバカゲロウが飛んで僕の目の前にやってきた。ゆっくりと僕の周りを回転して、いつも結羽がやって来る坂道の方に飛んでいった。

usubakagerou(つづく)

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2014年3月16日 (日)

小説「陽炎」~その8~

彼女は、黙って頷き、日傘を開いて歩き出した。僕は、ゆっくりと坂道に沈んでいく彼女の後ろ姿を見ていた。まだ何度も会ったわけでも無いのに、こんなに深く話が出来たのは、あの不思議な高熱のせいだったのかもしれないと思った。

夜から降り出した雨が朝になっても止まず、朝の散歩を諦めた。彼女もきっと来ないはずだと思った。午前中いっぱい、大学の講義資料の仕事をして過ごした。パワーポイントの十ページ目に白紙のスライドを用意して、ディスプレイを見ながら構成を考えていると、白紙のスライドに雨傘をさした結羽の姿がぼんやりと映った。スライドの中の彼女は黙って僕を見つめていた。音も立てずに傘に落ちる雨。やがて、カメラが引くように、背後の常夜灯や雑木林が見えてきた。すべてが雨に煙って霞んでいた。やがて、ゆっくりとフェードアウトして、白い点の中に消えていった。

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僕はパソコンの電源も切らず、そのまま傘だけ持って家を飛び出した。雨は小降りになっていた。傘をさす時間も惜しくて、小雨の中を走った。スニーカーが水を跳ねる。間合いを間違えて水たまりにはまる。でも、そんなことはどうでもよかった。西の空が少しずつ明るくなってくる。もう、雨も降り止んだのかもしれない。そう思ったときには、もう、菅原神社に着いていた。山門をくぐり、暗くて長い石段を駆け上がった。心臓が激しく血液を送り出す。胸が痛い。

上りきった参道にも、広場にも誰もいなかった。傘を引きずって、神殿の石段に座り込む。座り込んだまま息が上がって、暫く顔を上げられなかった。

荒い息をしながら、足下の水溜まりを見る。雲に隠れていた太陽が少しずつ姿を見せたのか、水溜まりの端が三日月状に明るく光り、やがて全体に広がる。水溜まりの光の中で彼女が笑っていた。僕は、驚いて顔を上げる。オレンジ色の傘を肩に掛け彼女が笑っていた。

ameagari

「やあー」

「こんにちは」

結羽はオレンジ色の傘をゆっくり閉じて、僕の隣に座った。

「今日は来てないと思ったわ。あなたが座っているので驚いた」

「僕も君が来ていないと思っていた。でも、雨も小降りになり、止みそうだったので来てみた。君に会えて良かったよ。ほんとに」

パワーポイントのスライドに映っていたことは言わなかった。そんなことは誰も信じないに違いない。

「私も、今日、あなたに会えて本当に良かった。私は明日帰らないといけないの。今日会えなかったらお別れも言えなかったわ」

「えっ、帰るって、宝塚に帰るの?」

僕はかなり動揺した。僕の傘がパタンって地面に倒れたことにも気づかなかった。彼女はとても曖昧に頷いた。

「まだ夏休みも終わってないのに、急なんだね。修論は目処がついたの?」

少し、責めるような言い方になっていたのかもしれない。(つづく)

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2014年3月15日 (土)

小説「陽炎」~その7~

僕は少し黙った後

「それより、君のことも教えてもらえると嬉しいな」

彼女は空を見て、少し考え込んで、そのままの姿勢で話した。

「私は大学院の学生です。宝塚から京都の大学に通っているの。今は夏休みで、父の実家に来ているの。祖父が少し具合が悪いということで、祖母の手伝いをしながら、修士論文を書いています。この夏にある程度仕上げておかないと秋から大変なのよ。朝早く起きて、少し涼しい内に修論を書いて、こうやって散歩に出てきて気分転換をする。そして、また家に戻って続きをする。夕方から祖母のお手伝いで、買い物をしたり、夕飯の準備をしたりして過ごすわ。本当は、ジムに行って、筋トレしたり、泳いだりしたいんだけど、そうもいかないしね。夜は少しだけ机に向かって早く寝る。だいたい毎日こんな感じかな」

それは、僕にじゃなくて、白い雲のようにぼんやりと浮かぶ朝の月に話しかけているようだった。

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「すごく健康的な生活だね。とても良いよ。どんな修士論文を書いているの?」

「マスメディアと現代ジャーナリズムの批判的検証。タイトルは仰々しいけど、要するに、今のテレビや新聞はこのままでいいの? ということかな? あなたがやっていた仕事とも関係がありそうね。あなたのお話を聞いて、修論の内容が深まりそうだわ」

そして、少し考え込むように下を向いてから

「今、奥様はどうして居られるんですか?」

唐突な質問だった。

「イラストの仕事をして一人で暮らしている。時々電話がかかってきたり、たまに飲みに行ったりしている。変だよね。別れたのに」

「やっぱり、未だあなたのことが好きなのね。きっと戻ってこられると思うわ」

僕の目を見ながら、当然決まっている未来の出来事のように話されると、僕は信じてしまいそうになる。

「でも、彼女は、僕の激しい情熱も愛情も感じられなくて、物足りなくて、退屈で、それで別れたんだよ。僕はきっと、これからも、そんな風には出来ないと思う……嫌いになった訳じゃないとは言っていたけど……」

そう言いながら、あの時の聡美の悲しそうな顔を思い出した。

「結婚もしたことがない私が言うのも変だけど、奥様が言うそんな愛情のあり方って何だか嘘くさいと思う。でも、何だか、その気持ちわかるような気がするなー。そんな愛が永遠に続く訳じゃないのにね。奥様も、そんなことは、もうとっくに分かってらっしゃると思う。きっとあなたが必要なんだと思うわ。でも、男の人も変わる努力をしないといけないと思うけどな」

じっと前を見つめてそう言ってから、僕の方を向いて

「あっ、また生意気言っちゃった。何にも知らないくせにね」

と言って、少し笑った。

僕は、斜め前に立つ常夜灯の<上るな危険!>と書かれた貼り紙をぼんやり見て黙っていた。

<上っても良い時もあるのかもしれない>

 

シオカラトンボが僕らの前をすーっと横切ると、彼女は日傘を持って立ち上がり、にっこり笑って「帰ります」と言った。

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「あっ、またね。明日も来る?」

彼女は、黙って頷き、日傘を開いて歩き出した。僕は、ゆっくりと坂道に沈んでいく彼女の後ろ姿を見ていた。まだ何度も会ったわけでも無いのに、こんなに深く話が出来たのは、あの不思議な高熱のせいだったのかもしれないと思った。(つづく)

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2014年3月13日 (木)

おやぢのサガ

今日は検診に行って来ました。

なんか、検診って嫌ですよね。

何の前触れもなく、「この数値がすごく高いですね」とか、「精密検査を受けた方が良いですね」とか言われたりすることがあって、何かドキドキします。

今回も、内部エコーの検査の時に、検査をしている人が

なんか、やたらジーッとモニターを見るんですよね。そして、微かに「うーん、うっ!」とか呟きます。いつもよりかなり長かったのです。

当然、「何か異常があるんやろか?」なんて考えてしまいます。胸の中には暗雲が立ちこめています。その暗雲を立ちこめたまま、次の検査に向かいます。

今度は、メタボ検診で、お腹周りと体重などを測ります。検査の後に検査技師のお姉さんが

「すごい筋肉質でスリムですね!何か運動されてますか?」

と質問されました。僕はちょっと嬉しくなって

「筋トレをしています」と答えます。

お姉さんは「わあー、すごいなー!!」って褒めてくれました。

その後、更衣室で検査着を着替えるときに、裸の上半身を鏡に映して、両腕を掲げ、ポーズを作って、ニヤリと笑ったりしました。

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ちょっと危ないですよね。

胸に立ちこめていた暗雲はどこかに行ってしまいました(^^;)。

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2014年3月12日 (水)

朝の散歩

朝と言っても10時頃です(^^;)。

散歩と言ってもウォーキングのつもりです(^^;)

FMを聞いて歩いているとウグイスの声が聞こえてきます。

ラジオかな?とも思ったのですが、イヤホンを外すと、しっかりウグイスの声がします。

「やっぱりウグイスや!」

ラジオからボイスレコーダーに切り替えて録音の準備。

しかし、待てど暮らせど鳴いてくれません。

仕方なくFMに切り替えて歩き出すと、また鳴きました。

でも、どうせ、録音しようとすると鳴かないんだと思い、あきらめました。

その代わり、ウォーキングコースの神社に着くと、梅がとても綺麗に咲いていました。

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先日、京都で梅を見たばかりなのですが、何度見ても良いですね(^^)

今日は暖かくてすっかり春ですね。

のどかな春のお昼前。ぶらりと散歩。

やっぱり春は良いですね

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2014年3月10日 (月)

小説「陽炎」~その6~

「こういう番組がだんだん作りにくくなっている。当事者だった僕が言うのも変だけど、テレビはそのうち社会的な役割を失ってしまうのかもしれないね」

彼女は僕の目を見て、きちんと話を聞いてくれた。

「私、その番組を見ました。良い番組だと思いました。まだ、こういう番組もあるんだなって、ちょっと救われた気がしてた。ひどい番組が多すぎるから」

「ありがとう。そう評価して貰えたらうれしいよ。もう、番組を作ることはないけどね。」

「でも、何だか納得出来ないなー辞めるなんて。もちろん、なかなか入れない会社だとか、お給料が良いとかで、勿体ないということもあるけど、そんなに簡単に自分でリセットしちゃって良いのかなー。あの番組だって、きちんと最後まで作って欲しいし、そうじゃないと被害者が浮かばれない。これはあなたのせいじゃないないかもしれないけど、もっと別な途もあったんじゃないかって今思った。あっ、生意気言ってごめんなさい。良く知りもしないくせにね」

と言って、一回空を見上げてから

taiyou

「だって、突然リセットさせられて、どうしていいか途方に暮れている人もたくさんいるでしよう?」

彼女はそう言った後、足下の小石を一つ拾い、ぽいっと、投げた。小石は小さな放物線を描き、参道の石畳に跳ね返り、少し転がって止まった。同時に森のカラスがギャッと鳴いて一斉に飛び立った。そして、カラスの羽音と、森のざわめきが止むと、辺りは、朝の太陽の「ジー」という僅かな音しか聞こえなくなった。

zinzya

(※イメージです)

彼女は、思い出したように、

「蒼空さんは別居と仰ったから、今はお一人なんですか?」

「正式にはまだ離婚はしていないけど、二年前に、彼女から別居の話を持ち出され、別れた。今でも思うんだけど、とてもあっけない別れだった。僕は怒鳴ったり、わめいたりする暇もなかった」

「怒鳴ったり、わめいたりするの?」

不思議そうな顔で訊ねる。

「比喩だよ。僕は怒鳴ったり、わめいたりしない。まったくしない訳じゃないけど、滅多に無い。僕の成長の過程で、何かの理由で、怒鳴るとか、わめくとか、人と争うことが抑制されてきたのかもしれないね。そうしたい時もいっぱいあったけどね。心の中に閉じこめておくんだ。たぶん、それが僕にとってベターな生き方なんだと思う。臆病なんだろうね。でも、彼女は、怒鳴ってでも引き留めて欲しかったのかもしれまない。たぶん」

「臆病なんかじゃないと思う。そういうことが出来ることって大事だと思う。怒鳴って相手を納得させたり、主張を理解させたり、同意させたりなんて絶対に出来ないもの。でも、事情はよくわからないけど、その時の奥様はあなたに怒鳴って欲しかったのよね。あなたの言うように、強く引き留めて欲しかったのかもしれない」

彼女は、僕の目をじっと見てそう言った。まるで、僕の目の中の弱い部分を見つけたように。

僕は彼女の目を見返した。その瞳に、僕の歪んだ顔が映っていた。

「そうかもしれないな。そう出来たらって今でも思っている」

僕は少し黙った後

「それより、君のことも教えてもらえると嬉しいな」(つづく)

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2014年3月 9日 (日)

京都北野天満宮の梅

昨日は寒かったのですが、今日は暖かく過ごしやすい一日でした。

そんな日曜日の一日。京都に観梅に行って来ました。

北野の天神さん、北野天満宮です。

京都でも屈指の観梅の地です。それでどうだったか?

すごく良かったです!!

梅園の方はまだ満開ではなかったのですが、梅の香りが、暖かい日差しの中に漂っていて、それはステキな空間でした。

Koubai_hakubai


ここの梅は紅白の梅が配置良く植えられていて、色取りがとても良いのです。さらに、天満宮の古い建物や造形がバックグラウンドになっているので、なかなか風情があります。

Umetourou
Umeyane
Umesinden


観梅だと、どうしても上を見がちなのですが(当然です)ふっと下を見たら、ええー!!

つくしんぼがありました。こんな所にー!!

Tukusi

やっぱり春ですね(^^)

そして、初登場のうちの奥さんです。

Umeokusan


帰りに、今は営業していない古ーい酒屋さんを見かけました。この看板がすごいですねー!!さすが京都です。右側はアサヒビールの木製の看板です。左はサッポロだったかなー?

Asahibeer


近くには、嵐山電車(嵐電)という、一両編成の電車が走っています。この電車は、しばらく信号待ちしていました(^^;)

Randen


桜も良いのですが、何も無い無機質な冬の風景のすぐ後に、パッと開ける梅の華やかさは、春の到来をつくづくと感じさせてくれるので大好きです。

みなさんは梅見に行かれましたか?


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2014年3月 8日 (土)

小説「陽炎」~その5~

「ホントですね。とても覚えやすいわ。お洗濯物を干すときは必ずあなたのことを思い出すかもしれませんね」

彼女はそう言って少し笑った。

「ついでだから言うけど、僕は、今年の春に、今まで勤めていた会社を辞めた。大阪のテレビ局。上司のプロデューサーと、以前から番組の編成について、意見が合わなくて、よく衝突した。僕が企画した番組も彼からクレームがついて没になった。それからいろいろ考えて、先月辞表をだした」

聞かれてもいないのに、僕は、自分の身の上話を始めた。固有名詞を明らかにしたことで、距離が縮んだような気がして、自分のことを話してみたくなったのかもしれない。それと、朝から仕事もしないで、こんな所に来ている理由も早めに明らかにしたかった。

「会社を辞めて、こちらにある実家に戻ってきた。まったく遊んでいるわけにもいかないで、大学の恩師から貰った、講義の資料作りのアルバイトをしている。新しい仕事を探さないといけないけど、まだその気にならない。ぼんやり過ごしてみるのも良いかな、なんて思っている。家賃も要らないし、今のところ、一人で暮らしていくのには何とか困らない。それに、何よりも自由な時間がたくさんある。いずれきちんと就職活動はしないといけないけどね」

「テレビ局を辞めたんですか!? 何だかもったいないなぁ。テレビ局ってなかなか入れないですよね。私は憧れるなー」

口元を両手で押さえるようにして、目を見開いた。好物のイチゴショートを一口も食べない内に床に落としてしまったような驚き方だった。

ichigokeki

「もったいないか……。就活をしている学生からみれば、確かにもったいないかもしれないね。でも、二十年近く勤めていると、いろんなことがある。僕が目指していた番組作りの理想とだんだんかけ離れていく。それは、どの仕事だって同じかもしれないし、僕が青臭いのかもしれない。だんだん周りと意見が合わなくなってくる。クライアントの要求が理不尽になってくる。そんなことが重なって辞めた。でも、僕が辞めても、会社も、世の中も変わらない。もちろん生活の不安があるから、なかなか思い切れなかったけど、僕は妻と別居中で子どももいない。年老いた両親もいない。そんな気楽さもあったのかもしれないな」

「テレビ局でどんなお仕事をしていたんですか?」

少し間を置いて彼女が訊いた。

「ドキュメンタリーを作っていた。僕にとって最後の番組は、2005(平成17)年に起こったJR福知山線の事故を検証する番組だった。特に、被害者やその遺族に焦点を当てて取材し、番組を作った。うやむやになりそうな事故の起因責任をはっきりさせたいと思ったんだ。二本のシリーズ予定だったけど一本で打ち切られた。ドキュメンタリーは視聴率が取れないし、ある大手のスポンサーからクレームがついた。よくある話だけどね」

話しながら、取材した人々を思い出した。普段は車で行くのに、たまたま電車を使った男性。働き盛りの夫が事故で亡くなり、生活が一変した女性。事故の精神的な後遺症で職場復帰を断念した人……余りにも多くの、そして、多様な被害状況と、当局のまったく誠意のない対応に呆然とした。僕は奥歯をぎゅっと噛みしめて、苦い思いを飲み込んだ。そして、暫くの間、番組に対する僕の思いを話した。

「こういう番組がだんだん作りにくくなっている。当事者だった僕が言うのも変だけど、テレビはそのうち社会的な役割を失ってしまうのかもしれないね」(つづく)

tvkyoku

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2014年3月 6日 (木)

お気に入りのジャージ

普段の生活ではジャージの上下も、ジャージのパンツだけも穿かないのですが、ジムではスポーツウエアじゃないと動きにくいので、さすがに、下はジャージで上はポロシャツにしています。

しばらくアディダスのジャージパンツを穿いていたのですが、ジャージっぽく無いものがないかと探していました。

そして、今日、たまたま買い物をしていて見つけました。LOGOSのパンツです。

LOGOS

普通のジャージパンツよりもポケットがたくさんあります。運動してるのに何でそんなにポケットがいるんや!!

と、お訊ねかもしれませんが、筋トレしながらウォークマンを聴いたり、時々休んで文庫本を読んだり、タオルを入れたりするので、ポケットは重宝します。

スポーツ店に行くと、レディースのジャージはデザインが豊富なのですが、メンズは決まったデザインの物しかありません。

「不公平やないか!!」

などと、かねがね思っていたのですが、アウトドアのお店にはスポーツ店とはひと味違うアイテムがあったりするんですね。

ジムに行くのが少し楽しみになりました。

皆さんはどんなジャージを着ていますか?いや、そもそも普段の生活で、ジャージなんて着るのかな?

どうでもいい話ですみません<(_ _)>

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2014年3月 5日 (水)

ちらし寿司

少し前のひな祭りのことです。

何と初めてちらし寿司を作りました。

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(※イメージです)

いつもは、うちの奥さんが作るのですが、平日だったので、春休み中の僕が作りました。

といっても、半既製品というちらし寿司です。こんな物を使っています。

chirasinomoto

ごはんを炊いて、寿司桶に移し、中の具と、添付の寿司酢を混ぜて、トッピングのエビや、サヤエンドウ、イクラなどを載せて、添付のごまのりを振りかけて出来上がりです。

これが美味しいかって?

美味しいんですよ、これが!!

お酢の加減もちょうど良くて(好みがあると思います)

うちの奥さんはいつも半日かけてちらし寿司を作ります。もちろん全部手作りです。そして、このちらし寿司を食べて

「私の半日の労力は何だったんだろう?」

と、呟いていました。僕は

「いやー、これも美味しいけど、お母さんのがもっと美味しいよ!!」

と言っておきました。やっぱり、後々のことを考えてしまいました。

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2014年3月 3日 (月)

小説「陽炎」~その4~

ー前回ー

翌朝、聡美は最小限度の荷物をキャリーバッグに詰めて出て行った。

「しばらく友達の所に居るわ。家が決まったら荷物を取りに来る」そして、僕の顔をきちんと見て「ごめんね」と付け足した。

こうして僕たちは別居した。実にあっけない終わり方だった。(前回まで)

 

「ところで、きょうは何の用?」

1.6ミリのパスタが鍋の中でくるくると輪を描く。

pasta1

「特に用事がある訳じゃないの。それとも、用事が無かったら電話しちゃいけない?」

聞かなくても返事はわかっているのに。

「もちろん、構わないよ」

一応、答えておく。

「ねえ、良いお店見つけたんだけど、今度いっしょに行かない? 美味しいお酒も置いてるよ」

「お盆休みなら大丈夫だ。それで良かったら僕は構わない」

彼女はこうやって時々電話をかけてきて、飲みに誘ったり、たわいもない話をしたり、愚痴をこぼしたりする。

僕は大概は、適当に相づちを打ったり、黙って聞いている。それでも聡美はそれで満足するようで、最後は決まって必ず

「聞いてくれてありがとう。また電話していい?」

と、しおらしく言う。

その夜、聡美の夢を見た。僕が、裸の聡美を抱く。半分だけ口を開けて、火照った目をして僕を見る聡美が艶めかしかった。長いキスをして顔を上げる……。

 

目が覚めても、裸の聡美の感触が僕の肌に依然として残っている。その感触の中で、僕は激しい喪失感を感じた。もう、現実には決してあるはずのない、夢で見た行為が、リアルであればあるだけ空虚だった。

聡美と会って、酒を飲んで、話をして、そんなことにどんな意味があるんだろう。でも、意味が無くても僕はきっと会いに行くんだと思う。それは、きっと、明日の朝が来ることと同じくらい、さして感動もないけど、確かなことなんだと思う。

 

翌日も僕は神社に行った。少し早く目覚めたので、いつもより早い時間に着いた。彼女は居なかった。僕はベンチに座り、飛行機雲が、青い空をゆっくりと切り裂いていくのをぼんやりと眺めていた。

シオカラトンボが目の前を横切り、左手の坂道の方に飛んでいった。トンボの向こうに、オレンジの日傘の先が見えた。オレンジの日傘がゆらゆら揺れて、やがて白いTシャツが見え、胸の真ん中の向日葵のプリントが見えた。薄手の涼しげなベージュのスカートが見えると、彼女は、日傘をずらして、小さく会釈した。ぼんやりと見ていた僕は、慌てて会釈を返した。

お早うございます、と言って僕の隣に座る。柑橘系の香りが微かに漂う。お天気の話や、ここに来るまでに見た花や野菜の話をした後に、彼女が訊ねた。

「私は冴木結羽(ゆう)と言います。結ぶ羽と書きます。良かったらあなたの名前も教えていただけませんか。今聞かないと、これからずーと聞けなくなってしまうような気がして……」

そう言って、僕の目を見た。

「僕は蒼空圭太。あおい空と書いてあそらと読むんだ。みんなから覚えやすいと言われてる」

そう言って、雑木林の上の朝の空を指さした。

「ホントですね。とても覚えやすいわ。お洗濯物を干すときは必ずあなたのことを思い出すかもしれませんね」

sentakumono

(つづく)

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