紅葉狩り
伊坂幸太郎の小説に「イチゴ狩りとかブドウ狩りとか梨狩りとかに使う○○狩りの『狩り』は何か獲物を穫るということなのに、紅葉狩りって、何にも穫るわけじゃ無いのに何故『狩り』って言うんだろう?」
という意味の一節があるのですが、「狩り」という言葉には「もみじ(草花)を手に取り眺める」という意味にも使われるようになった」と書いてありました。なるほど、なるほど。
少し前になりますが、今年も恒例の東福寺の紅葉狩りをしてきました。落ちてるモミジの葉を捕まえてじっくり観察もしました。文字通りの「紅葉狩り」です。
庭の入り口を入ると真っ赤な紅葉に圧倒されます。赤に囲まれた世界を見ると 心か踊り興奮します。
「奥には此処よりも数倍も美しい紅葉がありますので、立ち止まらないで進んでください」
入り口の整理をしている係のお姉さんが叫んでいました。
もちろん奥の方はもっともっと綺麗なのですが、最初の衝撃が強いため立ち止まったり、写真を撮ったりしたくなるものです。
お姉さんの叫びはあまり効果が無く、立ち止まる人が後を絶ちません。あまつさえ(死語かな)みんな紅葉の写真を撮ったり、友人同士で記念撮影したりで、お姉さんの言うことを誰も聞きません。
お姉さんがあまりにも熱心に言うものですから、やがて気付いて動き出す人もいてスムーズに人が流れ始めます。
中は、思ったほどたくさんの人でもなく、ゆっくりと紅葉狩りをして東福寺を後にしました。
今年も、これで悔いなく冬を迎えられそうです。
ここ2、3日の小嵐でモミジもすっかり散ってしまったでしょうね。
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コメント
おはようございます
「○○狩り」って
そういう意味だったのですね。
何気に使っていましたが、
別な意味だと思っていました(^0^;)
京都の紅葉はキレイでしょうね。
ちょっと寒いけど、日本茶を飲みながら
紅葉を眺めるのもいいなぁ
投稿: くるたんパパ | 2014年12月 3日 (水) 05時15分
くるたんパパさん、こんにちは。
秋の京都は特に人が多いような気がします。京都は観光が主な産業(?)ですからたくさんの人が紅葉狩りに来てくれたら嬉しいですね(京都の住人ではありませんが)くるたんパパさんも紅葉を見に行かれましたか?
紅葉もそろそろ終わり、冬がやってきますね。
投稿: モーツアルト | 2014年12月 3日 (水) 12時43分
手に取り眺めることも「狩り」
と言うとは知りませんでした。
昨日、今日の強風で我が家の
ブルーベリーの赤い葉も
数えるほどになりました。
投稿: casa blanca | 2014年12月 3日 (水) 19時41分
casa blancaさん、こんばんは。
>ブルーベリーの赤い葉も
数えるほどになりました。
「最後の一葉」を思い出してしまいました。
ここ2、3日の小嵐で随分紅葉が散りましたね。もうすっかり冬の気配です。秋はあっという間でした。何だか淋しくなります。長い冬が来ますね。
投稿: モーツアルト | 2014年12月 4日 (木) 23時15分