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2017年5月

2017年5月31日 (水)

♪風邪ひいてネンネ

むかし、子どもが小さかった頃、この歌を聞いた。「お母さんといっしょ」という番組だったと思う。

そして、今、まさに僕は風邪をひいて寝ている。

寒い時期は軽い風邪には罹ったような気もするが、酷い風邪やインフルエンザとかには罹らなかった。

それが、こんな気候の良い時に寝込むとは!

二日間寝込んで、今日は歯医者の予約の日なので、仕方なく起きたのだが、どうもまだ身体がしんどい。

元気な時はそんなに寝れないのに何時間でも寝れる。寝ていても飽きない。目が覚めると本を読む。そしてまた寝る。

お陰で「騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編」を読み終えそうだ。でも、あんまり早く読み終えてしまうと楽しみがなくなるので、それはそれで困る。

しんどい時に読める本と読みたくない本があることを発見? した。歴史物はダメだ。新書判の学術書、教養書の類も当然ダメだ。推理物もダメなような気がする(読んでないが)

今日で5月も終わりなのに、まさか蒲団で過ごすとは思わなかった。不思議なことに食欲は普通にある。食べて寝ての生活なのに体重は減った。「質量保存の法則」に寄れば、体重は増えるはずなのに……。

人間の身体って不思議ですね。

皆さんも季節の変わり目には十分ご注意ください。

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2017年5月23日 (火)

音楽博物館

ちょっとした用事があって浜松に行った。

浜名湖のホテルに宿泊した翌日、浜松駅近くに何かないかと探したら「音楽博物館」があった。さすが楽器メーカーの多い街。

中にはたくさんの楽器が展示してあった。世界中の楽器と言っても過言ではない。珍しい楽器もたくさんあり、とてもここだけでは紹介できない。

面白いピアノがあった。二人が同時に演奏できる「デュアルピアノ」だ。連弾ではなく、鍵盤が反対側にもう一つ付いているのだ。

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(※左側と右側に鍵盤が付いています)

何だかとてもややこしそうだ。

初めて実物を見たという楽器もたくさんあったが、僕の大好きな「フェンダー・ローズ」という70年代のエレピが展示してあった。これは興奮した。

たくさんのアーティストが演奏しているのでもちろん聞いてはいるし、映像では見ているが、実物を目の当たりにしたのは初めてだった。

かなり長い時間見ていたような気がする。試奏できたら良かったのだが「手を触れないで下さい」と書いてあった。

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かなり長い時間見て回ったと思う。楽器試奏室という部屋があって、そこで、電子ドラムスとピアノを試奏して、音楽博物館を後にした。

ついでに、売店で、こんな可愛いえんぴつ削りを買いました。

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そして、もちろんお昼は鰻丼と生ビール。美味しかったぁ!

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2017年5月21日 (日)

真夜中の声(後編)

翌日の晩も同じ時刻に歌―もう歌と言って良いと思う―が聞こえた。やはり風が吹いていた。その風に乗るように外から聞こえてくるのだ。

僕は今日こそはその歌を確かめようと思っていた。外出用のパーカーを着て、LEDの懐中電灯も用意していた。出来るだけ音を立てないように静かに家を出た。

外に出たとたん、ブルッと身震いした。僕はパーカーのファスナーをきっちり一番上まで上げ、フードを被った。歌は微かだが、近くの公園の方から聞こえてきた。

タバコの自動販売機の前で時計を見る。二時三十分丁度だった。人はもちろん、車さえ通らない。満月に近い月がぽっかりと浮かび、辺りはそれ程暗くなかった。

カサッと物音がして僕はドキッとした。雉ネコがこちらを向いて小さい声でニャーっと鳴いた。赤い小さな舌が見えたような気がした。

公園に着くと、そこは淡い桜色で満たされていた。桜の木は黒く、その上に白に近い淡いピンクの花びらが中空を埋め尽くしていた。その一つ一つの花が風に揺れ、枝から離れて桜色の風になる。

群青色の空には灰色の雲がかかり、歪んだ月が時折顔を出す。僕はその桜色の風の中に居た。何も考えずに、ただその中に居た。歌声が風の中から聞こえている。リベラの少年達の歌声のようにも聞こえた。

それは、桜の花びらが歌っているように透明で不確かな歌だった。どこの国の言葉でもなく、スキャットでもない。僕は風と歌声の中に立ち尽くし、動けなかった。

突然、枝が大きく揺れ風が鳴った。花びらと小さな枝が宙を舞う。僕の胸がザワっと騒ぐ。無秩序に舞っていた桜色の風はやがて一つにまとまり、まるでそこに道があるかのように、大きく螺旋状に舞い上がっていった。

雲が途切れ、月の明かりがぼんやりと辺りを照らし、誰も居ない滑り台が闇の中に浮かんだ。その時、僕は突然気がついた。何故歌が聞こえたのか、何故ここに来なければならなかったのかを。

 

僕は急いで家に帰った。風も止み、歌声も聞こえなくなった。誰も居ない通りを歩く。いつの間にか僕は泣いていた。その涙を止めることは出来なかった。もう、僕には分かってしまった。家に帰ればどんなことが待っているかも……。

静かに玄関のドアを開け(いや、静かにする必要もないのだが)家に上がる。和室の隅に置かれた小さな仏壇の前に立つ。電気を点けなくてもちゃんと見える。

白い布の掛った台の上に僕の写真と白木の位牌があった。そして、その側に僕の大好きだったクリスタル・ガラスの小さなピアノが置かれていた。あの歌と同じ旋律を奏でるオルゴールだ。

そう、あの日、金曜日の晩だった。2時22分、突然だったんだと思う。あと何日かしたら公園の桜が見られるというあの日に……。(了)

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(※画像はウェブサイトから拝借しています)

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2017年5月19日 (金)

真夜中の声

久し振りの小説です。掌編です。

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真夜中の声(前編)

夜中に目が覚めた。時折強くなる風の音に混じって、小さな雨音も聞こえる。壁に掛ったデジタル時計を見ると、きれいに2が三つ並んでいた。2:22。

朝までまだ十分な時間がある。いくら何でもこのまま起きているわけにはいかない。しかし、妙に目が冴えてなかなか寝付けない。仕方なく枕元のスタンドを点け、開いたまま寝入ってしまった本を手に取り、続きを読む。風の音が止んで微かに雨音だけが聞こえている。

小説を読んでいるうち、印刷された文字が、実際に書かれているものなのか、夢の中で読んでいるものなのか曖昧になってきた。そして、その時微かな声が聞こえた。

喋っているようでもあり、歌っているようでもある。一人でもあるようだし、複数でもあるようだ。しかし、何を話しているのか、あるいは何を歌っているのかは分からない。でも、こんな時間であるにも関わらず、不気味な感じはしなかったし、逆に単調だが、穏やかなオルゴールの音を聞いているような安らかな気持ちにさえなる。

僕は本を閉じて目を瞑りその声を聞いた。どこから聞こえてくるのだろう? 家の中からだろうか? 外からだろうか? どちらかであるようだし、どちらでもないような気もした。歌だとしたらどんな種類の歌なのだろう? 子どもの頃に聞いた懐かしいメロディーのような気もするし、賛美歌のような宗教的な音楽のようにも聞こえる。そんなことを考えながらいつの間にか寝入ってしまった。

朝起きて妻に聞いてみた。

「夜中に誰かの声が聞こえなかった? 話し声のような歌のような……微かな音だけど」

妻はそれについて考える素振りもなく、黙って朝食の支度をしていた。ちょっと考えてくれても良いのにと思いながら僕はテーブルについた。

妻が、少し粗めに挽いたコーヒーをペーパーフィルターに入れ、熱いお湯を注いだ。そして、フライパンでベーコンを焼き、卵を一つ落とした。でも、それらは何の匂いもしなかった。コーヒーの香りも、ベーコンの脂の匂いも、フライパンを熱する匂いも……。

 

その日の晩も2:22に同じ声が聞こえた。僕はその時間まで起きていて、蒲団に入って本を読んでいた。声は昨日よりも幾分大きくなったような気がした。昨日と同じように少しだけ風の音がした。

話し声と言うよりは、より歌声に近くなったような気がする。そして、その歌は心地よいものだった。心の深くに染みわたり、静かに感情を揺さぶる。僕は知らずに泣いていた。何故涙が出るのか分からなかった。コップに溜まった水が自然にあふれ出るように、感情の引き金もなく瞼を潤し流れ出した。そして、そのまま深い眠りについた。

翌日の晩も同じ時刻に歌―もう歌と言って良いと思う―が聞こえた。やはり風が吹いていた。その風に乗るように外から聞こえてくるのだ。僕は今日こそはその歌を確かめようと思っていた。

外出用のパーカーを着て、LEDの懐中電灯も用意していた。出来るだけ音を立てないように静かに家を出た。(つづく)

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(※画像はウェブサイトから拝借しました)

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2017年5月14日 (日)

母の日

今日は母の日。

五六市でこんな「スマホ入れポシェット」を見つけたので、「母」ではないが、妻のプレゼントにしようと思う。

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母は随分前に亡くなったが、仏壇に、「母の日」用のアロマ・ストロベリーお線香を焚いた。何となく元気が出てきそうな、落ち着くような香りだった。

でも、「母の日」用のお線香があるとは知りませんでした。「カーネーションのお線香」というのもありました。

母の日が終わっても、毎日しばらくはこのお線香を焚こうと思った。これだけでは、親不孝だった償いにはならないのだが、仕方がない。

 

ラジオを聞いていたら、母の日の話題が出ていて、面白い話があったので紹介します。ある男性(年令は忘れました)のメールです。

「昔、ダメージジーンズが出始めた頃のこと。僕がダメージジーンズを買ってきて、穿きやすいように洗濯をして置いてたら、母親がミシンで丁寧にほころびにつぎを当てていた。それもかなり丁寧に……」

車を掃除しながら思わず吹き出してしまいました。

 

五六市ではこんな可愛くてシンプルなネックレスも買いましたよ。

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(革製です)

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2017年5月11日 (木)

復活

庭の芍薬もあっという間に散ってしまった。

「立てば芍薬、座れば牡丹。歩く姿は百合の花」などという故事ことわざの類があるが、スッと伸びた茎の先に綺麗な花をつける芍薬は本当に美人だ。「花界」の女王と言っても過言ではない(と思う)。

「花が散る前に写真を撮らないといけない」と思いながらスマホを構えると、既に散りかけていた。

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でも、今度は百合の花が咲く。「歩く姿」の方だ。でも、何故「歩く姿」なんだろう?

話は変わって、Bluetoothスピーカーなのだが、暫くの間まったく使われず、僕の机の上にただのオブジェとして置かれていた。それをこの度復活した。

キッチンのテレビが小さいので音声がよく聞こえない。朝食の時にはテレビは見ていなかったが、この春から始まった朝ドラが面白いので見ている。

そこで、このBluetoothスピーカーに登場してもらい、音声はテーブルの上で聞くようにした。これだと小さい音でもよく聞こえる。時々画面を見ないで音だけ聞いている時もある。

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でも、不思議ですね。3、4メートル位離れているのに空中を飛んで音がやってくるんですね(それを言うならケータイ電話はもっとすごい)。

ということで、朝ドラの音をしっかりと聞きながら朝食を食べる毎日になりました。


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2017年5月 8日 (月)

雨の植物園

大都会の公園であまり良い思いをしなかったので、近所の植物園行こうと思った。しかし、あいにく、曇りのち雨の予報。

でも、強行した。

空は曇っていて、いつ雨が降ってもおかしくない天気。

おにぎりと簡単なおかず(玉子焼き、ウインナー)を作って出かける。後はコンビニで調達。

植物園に着いたら急に雨。それもかなり激しい。

仕方なく、休憩所でお弁当。狭い部屋に何組かの人がいるので、何だか落ち着かない。目の前に大自然があるのに、なんでこんな狭い部屋でお弁当を食べなきゃいけないんや!

と、悔しがる。缶ビールも何だか遠慮がちに飲む(他の誰も缶ビールを飲んでいなかった)。

ところが、缶ビールを一本飲み終えた時に、急に雨が上がった。

もちろん、食事を片付けて撤収。

外に出て、桜の木の下にテントを張る。そして、お弁当の続き。

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もう一本の缶ビールを心から堪能する。

やっぱり外が良い。周りは新緑だけで、誰も居ない。贅沢だ。小鳥のさえずりさえ聞こえてきた。

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おにぎりが美味しい。玉子焼きが美味しい。ウインナーも美味しい。コンビニで買ってきた焼き鳥も美味しい。

午後からは、小雨が降ったり止んだりだったが、概ね雨はそれほど邪魔ではなかった。これは奇蹟的だと思う。

植物園の職員の方が園内の説明をしてくれるというアナウンスがあった。もちろん同行する。

知らなかったことが、説明を聞いて納得する。中でも、園内のメタセコイヤ(この園で一番好きな樹木です)が、日本で初めてのメタセコイヤだったと聞いて驚いた。

ここの昔の園長が中国で発見して日本に持ち帰ったらしい。

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ユリノキの花も咲いていた。

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お天気が良くない植物園だったが、雨に濡れた新緑がとても綺麗で、植物園の別な良さを発見できたようで、満足な一日だった。やっぱり大都会の公園より良い。

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2017年5月 6日 (土)

京都ぶらり歩き

しばらくぶりで京都(街中)を歩こうと思った。三条通や四条通り、有名なお寺などは観光客でいっぱいなので避ける。

やっぱりいつもの高瀬川沿いかなと思い、出かけた。

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やっぱりここは観光客が居ない。時折近所の住人と出会う位で妻と僕の二人だけ。

川を見ながら歩くと心落ち着く。川岸の植物も涼しげで穏やかになる。誰が付けたのか、所々に木の名前を書いたプレートがつけてある。

いかにも手作り風でそれも良い。

巨大なエノキに出会った。いったい何歳なんだろう? もしかして応仁の乱を生き残ったエノキではないだろうか? などと想像してみると楽しい。

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所々にアジサイがあった。もちろん今はまだ咲いていないが、6月になったらまた来てみようと、楽しみが出来た。

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(※これはアジサイではありません(^^;))

お腹が空いたので昼食にしようと思い、辺りを見回す。チェーン店の「なか卯」が目に入ったがどうもそんな雰囲気ではない。

川沿いの小さなビルの地下に居酒屋さんがあって、ランチを出しているようだ。これはピッタリだ(安心してビールが飲める)

店内は近所の住人らしき人やサラリーマンで一杯だった。妻とカウンターに座り、ランチ定食を注文する。ランチビール(300円)もうれしい。

お姉さんが一人で(厨房ではおじさんが一人で調理していた)切り盛りしている。忙しそうなお姉さんには申し訳なかったが、取りあえずランチビールを急いでもらった。

僕はAランチ(トンカツ定食)妻はBランチ(唐揚げ定食)。トンカツは柔らかくて美味しかった。妻から唐揚げを味見させてもらった。大きな唐揚げで、しっかり味の付いた香ばしいものだった。

壁に貼られたチラシによると、秘伝のタレに漬け込んだ鶏を唐揚げにしているそうだ。うん。良い店に入った。

忙しそうにしているお姉さんには悪いが、ランチビールをもう一杯お代わりした。ランチビールと言っても、軽く中ジョッキ位の量はある。満足、満足。

お腹が膨れたところで、散策のつづき。

途中でコーヒータイム。高瀬川を見ながら、コーヒーをいただく。

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カフェにしては珍しいマグカップが嬉しい。コーヒーに付いてきたドライフルーツもブラックコーヒーにぴったりだった。

人通りも少し多くなり、いよいよ四条に近づいて来たので、散策もここら辺で終了。

のんびりした、穏やかな京都散策であった。

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2017年5月 4日 (木)

大都会の公園

少し前のことです。

Kちゃん(小3)やAくん(3歳)の両親が忙しくて、連休なのにどこへも連れて言ってもらえないというので、大阪にある「キッズプラザ」という子ども向けの博物館に連れて行った。

「遊んで学べる子どものための博物館」というこの施設はなかなか楽しそうだ。隣に大きな公園もある。

日本一長い、歴史あるアーケード商店街と言われている「天神橋筋商店街」を通って行くので、途中で食事をして行こうと思ったが、天気が良いのでお弁当を買って公園で食べることにした。

結構たくさんの人たちがお弁当を食べていた。うちにあるような小さなテントで食べている人も多い。

のどかな感じなのだが、いざ座って食べ始めると、風が強い。そして、ちょっと寒い。軍歌を流す街宣車がうるさい。おまけに近くに座った小学生の女の子(母親と二人連れ)が僕らの近くで鳩にエサをやりだした。

お弁当を食べているすぐ近くにたくさんの鳩が集まってきて食べ物をねだる。妻が、

「すみません、お弁当を食べているので向こうで鳩にエサをやって貰えますか!」

と言う。その女の子は「すみませーん!」と言って向こうでしてくれたが、近くに居た鳩はなかなか方針転換してくれない。

とりあえず急いで食事を済ましてキッズプラザに入った。

「のどかな公園でのんびりとお弁当を食べる」という、頭に描いていたささやかな望みは泡が消えるように弾けてしまった。

やっぱり大都会の公園じゃ無理ですね。うちの近くの「植物園」が愛おしく感じられた1日でした。

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