夕陽と富士山
17:55分仙台発の飛行機で機長の機内放送があった。
「しばらくすると、左側に富士山が見えます」
左側の席を選んで正解だった。
右側の窓から夕陽が差し込んでくる。眩しくて思わず目を背ける。
斜め下に富士山が見えてきた。裾野から山頂まですっきりと見える。山頂に雪は見えなかった。飛行機で富士山の全貌を見るのは初めてだと思う。
七、八合目辺りに小さな雲が漂っていた。その雲のお陰で富士山が、より富士山らしく見える。少し暮れかけた空にすっきりとそびえていた。
富士山の上に、夕陽に照らされた一文字の筋状の赤い雲があった。空を貫く赤い帯のような雲だった。
地上では決して見ることが出来ない風景だと思う。
写真は撮らなかった。自分の目でずーっと見ていたと思った。でも、後で考えたら、やはり撮っておくべきだったと後悔した。
(※ネットから拝借しました)
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コメント
モーツアルトさん。
天空から見下ろす
夕日色の雲をまとった富士。
どんなに美しかったでしょうね。
モーツアルトさんの表現のおかげで
先ほどからすごく妄想が広がっています。
ありがとうございます。
>自分の目でずーっと見ていたと思った。
そうですよね。
ときどき、すぐに何でも撮ってしまうことを
反省することがあります。
投稿: a-kaki | 2018年8月27日 (月) 23時18分
a-kakiさん
富士山の光景をどう表現していいか? なかなか難しいですね。でも、あんな富士山を見たのは初めてでした。
>ときどき、すぐに何でも撮ってしまうことを
反省することがあります。
いえいえ、レンズを通してじゃないと表現出来ないことが沢山あります。それが表現出来ることは素晴らしいことだと思います。
昨夜のテレビで79歳の昆虫写真家のドキュメンタリーを放送していたのですが、感動しました。あれはカメラを通してしか表現できない世界だと思いました。
投稿: モーツアルト | 2018年8月28日 (火) 07時59分