書籍・雑誌

2016年6月16日 (木)

T-SITE

T-SITEに本を探しに行ったらこんな物に出くわした。

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オーブントースターなのだが、これがイギリスのアラジン社のトースターなのだ。

アラジン社と言えば、石油ストーブの「ブルーフレーム」がすぐに浮かんでくる。欲しかったけど、高くて買えなかったストーブだ。

この写真ではグレーっぽく見えてしまうが、ストーブと同じ黄緑色だ。まさかトースターを作っているとは思わなかった。

うちで使っているトースターが壊れたらこれを買おうと決めた。でも、トースターってなかなか壊れないんだよな……。

そして、近くにこんな物もあった。

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携帯用のガスコンロと鍋のセット。ガスコンロは畳んで持ち運べるようで、キャンプなどに便利に使えそうだ。お鍋も万能鍋で、いろんな用途に使えるらしい。

キャンプでなくとも非常用に良さそうだと思った。このコーナーにも関連する様々な本が近くに並んでいる。どうやってこれ程の本を集めたのか不思議に思ったりする。

T-SITEでは、本だけでなく、いろんな雑貨や道具が置かれていて、それに関連する珍しい本もさりげなく並べられていて、なかなか楽しめる。「エッ、こんな本もあるんだ!」なんて、思わず手に取ってしまう。

キッチン用品の側には「暮しの手帖」が置いてあった。久しぶりに手に取ってみた。ずーっと昔、母親がこの本の愛読者で、石油ストーブの使用実験でダントツだったブルーフレームを購入したことを思い出した。考えてみると「暮しの手帖」は広告を載せずにやってきた珍しい本で、これも一つのオルタナティブ・メディアなのかもしれない。

そんなことを考えながら、いろんなコーナーを見て回るうちに、自分が探していた本のことなどすっかり忘れてしまい、まったく関係ない「枚方食本」などというグルメ本を買って帰って来た。

T-SITEはなかなか楽しめる空間です。

そう言えば、昨日の「ちちんぷいぷい」というTV番組にもここが出ていました。

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2016年4月25日 (月)

へいわってすてきだね

沖縄の与那国島の一年生、安里有生くんの詩だ。

その詩に、Kちゃんも僕も大好きな長谷川義史さんが絵を描いて絵本にした。

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長谷川義史さんの絵本

先週、Kちゃんが移動図書館から借りてきた。明日返さないといけないというので慌てて読んでみた。

驚いた。本当に驚いた。

2013年6月23日に開催された「沖縄全戦没者追悼式」で有生くんが朗読し、それを聞いた沖縄のおじい、おばあが涙を流したそうだ。

安里有生くんの詩

最近、何だかきな臭くなる世の中にあって、一年生の安里有生くんにとてもいろんなことを教えられたような気がした。

胸を張って「へいわってすてきだね」と言いたいものです。

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2014年7月23日 (水)

久しぶりのギター弦交換

少しだけマニアックな話ですみません。

ずっと気になっていたのですが、ギターの弦を替えました。Elixirのコーティング弦だったのでかなり長持ちするのですが、珍しくこの数ヶ月ギターの練習を結構したので、さすがに替え時でした。

John Pearseのコーティング弦にするつもりだったのですが、楽器屋さんに着く前に、ポロシャツを買ったりしたので、予算が足りなくなってしまいました。

やむを得ず、値下がりしたこの弦にしました。

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コーティング弦ではあるのですが、賞味期限が過ぎているのか、ちょっと気になるところはあります。まあ、安かったので仕方ないか(^^;)

弦交換にはこのアイテムが必須です。

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左がワインダーで、右が弦カッターです。これはすごく良く切れます。以前、百均で買ったら、すごく力をいれないと綺麗にきれないくて、使い物になりませんでした。

今回のはそれに特化されたもののようですごく良く切れます。値段もそこそこ高いのです。

でも、道具って選ばないと、結局無駄な努力の末、使えなくなったなんて言うこともあると思います。

まあ、とりあえずギターの弦を替えることが出来て嬉しいです。

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やれやれ、やっと替えて安心しました。

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2013年3月19日 (火)

ゴールデンスランバー

インフルエンザで外に出られない時に読んだ本のひとつに、伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」がありました。

本を読んだら、また映画が観たくなり、DVDをもう一度借りてきました。

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やっぱり良いですね。

原作を損なわずに、上手に映画にしていると思いました。

主人公の青柳さんの父役の伊東四朗さんがまた良かったですね。このセリフ。

首相殺しの犯人に仕立てられた青柳の実家にインタビューに来たマスコミの

「お父さん、息子さんを信じたい気持ちは分かりますが」

という質問に

「信じたい気持ちは分かる?おまえに分かるのか?いいか、俺は信じたいんじゃない。知ってるんだよ。俺は知ってんだ。あいつは犯人じゃねえよ。俺は、あいつが素っ裸で生まれてきた時から知ってんだ……」

こう言い切れる父親ってすごいなーって思います。振り返って自分だったらどうだろう?自分の息子を信じ切ることが出来るだろうか?なんて考えてしまいました。

権力の情報操作や、監視社会、メディアの問題など、いろいろ考えさせられることが多い小説でした。そして、ビートルズのテーマ曲「ゴールデンスランバー」と、エンディングの斉藤和義の歌がとても良かったです。

もし、良かったら、小説か映画を是非ご覧になってください。

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2013年1月29日 (火)

このノートは?(2)

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ん?見たことあるタイトルだし、見たことある写真だぞ。

そう思われた方、正解です(^^;)。

1月22日のコラムのタイトルと写真です。

でも、今回は中味が違うんですよ。レシピでもないし、MINIの整備手帖でもありません。

実は、これなんです。

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(※わざとぼかして撮っています)

わかりにくくてすみません。実は読書ノートです。読書ノートというと大袈裟かもしれません。「読書メモ」かな?

小説の時はあまり使わないのですが、新書などを読んでいる時に気になった箇所をメモします。最近、読んだ後「あれ?あれ何だったけな?」などと思うことがたびたびで、一年ほど前からこのノートを作っています。フレーズは覚えていても、どの本に書いていたかを忘れたりすることも多く、メモは重宝します。結構便利なノートです。

読んだ本が全部頭の中に入っているといいと思う反面、忘れるからいいのかな?なんて思ったりもします(負け惜しみです)。

「長期的に安定した記憶は、複雑な印象の絡み合いから起こる」または「様々な新鮮な体験の組み合わせによって起こる」と何かの本に書いてありました。

やはり僕のような凡人は、読むという行為だけでは長期的に安定した記憶にはならないようです。書くことで、多少は記憶の片隅に置かれるといいのですが……。

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2012年11月29日 (木)

本を仕入れてきました

最近よく読んでいた伊坂幸太郎の本を全部読んでしまったので、久しぶりにブックオフに行ってきました。

読みたいと思った本は、たいがいはアマゾン・ドットコムで注文します。でも、本って、出会いが大切なので、本屋さんで目と目が合って、これは僕に読んで欲しいと思っているという本があったりします。作者はまったく知らない人でも、読んで良かったという本がたくさんあります。これはもう、出会いとしか言いようがありません。人と本との出会いって、そういうことがあるので、数は随分少なくなりましたが、本屋さんって無くならないと思っています(希望的な観測ですが)

今日は予算の関係で、105円の本にしぼって買って来ました。

香山リカさんと、奥田英朗さん以外はまったく知らない作家です。

「ガール」奥田英朗

「しがみつかない生き方」香山リカ

「パイロット・フィッシュ」大崎善生

「肩ごしの恋人」唯川恵

「床下仙人」原宏一

気に入った出会いがあればいいのですが。

少しの間楽しみが続きます。

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2012年3月24日 (土)

アンドロイド 「AYA/2nd」 小説です

今回から、少し、しばらく? 小説を連載します。

windows Live writerで書いていますので、コメント要不要の設定が出来ません。

もし、時間がありましたら読むだけ読んでみてください。決して変な小説ではありません(^^;)。たぶん。

 

AYA/2nd

2008年10月。とても穏やかな土曜日の午後だった。

ダイニングキッチンの白いテーブルに、沸かし立てのコーヒーを置き、大好きな文庫本を手にした時に、宅配便の荷物が届いた。

幅、奥行き共40センチ、高さ1メートルほどの大きな段ボールが二つ。重さも、段ボール一つで10キロ以上ありそうだ。

「ここに印鑑かサインお願いします」

昇よりも2、3才若そうな宅配業者の若者が額に汗を浮かべ、息を切らした声で言いながら受け取りを差し出す。昇は心当たりのない荷物をいぶかりながらも、受け取りにサインした。

宛先は確かに昇で、差出人は「大日本人間工学研究所」 という、昇の記憶のどこを探しても出てきそうもない名前である。先月30歳を迎えた誕生日のプレゼントかなという思いも一瞬頭をよぎったが、瞬く間に打ち消した。多少の不安はありながらも、何事にもあまりこだわることのない昇は、とりあえず段ボールを開けてみることにした。

ガムテープを剥がすと、結構しっかりした発泡スチロールが本体を保護している。昇は少しためらった。まったく想像も付かない恐ろしい何かが現れるような、嫌な恐怖を感じた。しかし、ここで段ボールを閉じてしまっても、段ボールが消えてしまうわけでもない。時間を元に戻すことは出来ないと思い直して、発泡スチロールの保護材を取り外す。

「ウッ!」

昇は反射的に手を引っ込め尻餅をついた。細かい震えと嫌な汗が昇の指先から全身に広がり、押し殺したような長い悲鳴が喉から自然に出てきた。昇はそのまま意識を失いかけた。このまま意識を失ってしまって、気がついたときには何もない、元通りの、いつもの2DKの玄関であってくれたらと思った。しかし、昇は意識を失わなかったし、大きな二つの段ボールも依然としてそのままそこに存在していた。そして、段ボールには女の首も入っているはずである 身体の震えがようやく収まると、昇は、この理不尽な現実に向き合おうと決心した。何度も頷きながら、昇は、少しずつ、少しずつ再び段ボールに近づき、保護材が取り除かれたむき出しの女の首に近づいた。(つづく)

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2012年3月 5日 (月)

高く売れたぞ!!

僕の部屋の「徹底整理」を実行中で、要らない物を処分しています。

今回もかなりの本を処分しました。

その中から、比較的きれいな本、20冊位を厳選し、ブックオフに持ち込みました。

待つこと20分。今回は640円!!

結構高値に満足しました。

そのお金で、石田衣良と伊坂幸太郎の本を105円ずつで2冊買って帰りました。

まったく読んでいない、うちの奥さんの古い「日本文学全集」があるのですが、これは売れないだろうなー(>_<)

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2011年12月30日 (金)

Book Review No.1

くるたんパパさんの真似をして書いてみました。

と言っても、これは連載の始まりではありません。気まぐれで、時々書いたりしたいと思います。

第一回目の本は「6枚の壁新聞」角川ssc新書2011.7月です。

6枚の壁新聞 石巻日日新聞・東日本大震災後7日間の記録  角川SSC新書 (角川SSC新書 130)

この本は今年の3.11の震災で大きな被害を受けた石巻にある小さな地方新聞社の取り組みを綴ったノンフィクションです。

「石巻日日(ひび)新聞」という新聞社はたまたま津波の被害を逃れはしたものの、地震による停電のためパソコンも印刷機も、もちろん使えなくなり、通常の新聞発行は出来なくなりました。それでも、何とか新聞を発行して、地域の人々に情報を伝えたいと考えました。

新聞を発行するための基本的な道具はまったく使えないわけですから、どうしたと思いますか?

そうなんです。紙とペンがあれば新聞は発行できると考えたのです。つまり壁新聞ですよね。

新聞用のロール紙を切って、それにサインペンで直接書いて、避難所やコンビニに貼るという壁新聞です。

記者達が自転車や歩いて取材した記事の中から、重要な情報を優先して1枚の壁新聞を仕上げます。それを何枚か手書きでコピーをして、貼りに行く。こんな作業を、電気が通じるまでの六日間続けました。

この石巻日日新聞の、ジャーナリズムの最も根源的な取り組みに驚き、感動しました。

この壁新聞は、アメリカ・ワシントンの新聞博物館(ニュージアム)に永久展示されることになったそうです。

「市民の生命と財産を守るために、必要な情報を提供する」というジャーナリズムの最も基本的な役割を、震災時の困難な状況の中でやり通した、この新聞社の社長始め、スタッフたちのジャーナリスト魂に敬意を表します。

メディアが伝えるべき情報の意味を、改めて考えさせてくれる一冊でした。もし、機会があれば是非、一度読んでみてください。

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2011年12月11日 (日)

読書法、トイレで読書……僕だけじゃなかった!!

この一週間は僕にとってはホントに大変な毎日で、心身共に限界な状態だったのですが、やっと一息つきました。人生いろいろありますね。

何とも下らない話題でスミマセンが、人間(僕だけかもしれません)、極度のストレスから解放されると、こんな下らないことしか頭に浮かんでこないようです。

 

以前も書いたのですが、僕はトイレでも読書をします(自慢すべきことではありませんが)。

小さな棚なども置いて、本や、電子辞書なども常備しています。本来の用事が無いときでも、気が向けばトイレに籠もって本を読んだりすることがあります(かなり変な奴と思いますが)。

前に、NHKのテレビを見ていたら、僕よりも上手の人がいました。

明大の先生なのですが、彼は、僕のような安手な棚ではなく、結構本格的な棚をトイレに作り、読書用の電気スタンドなども置いています。電子辞書ではなく、かなり厚手の辞典も置いています。

彼の場合は、トイレだけではなく、お風呂場でも読むようで、風呂場にも、読書用の棚や必要なタオルなども置いているようです。

彼の読書スタイルは、家の中の様々な場所に、その場所に適した(と、彼が考えている)本が常備されていて、その場所に行くと、常備された本を読むのだそうです。例えば、リビングでは小説、風呂場では仕事用の本、トイレでは新書など、なのかな?

実は、この方法は、僕の読書の仕方と少し似ています。僕も決まった場所に決まった本を置いていて、その場所に行くと、決まった本を読みます。僕は遅読なので、一冊の本を読み上げるのに時間がかかります。でも、このスタイルで読書をすると、いつのまにか、たくさんの種類の本を読んでしまっています。僕にとっては、結構効率的な読み方なのです。

みなさんは、どんな読書法で読んでいますか?

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